ローコストで溶接しない簡単構造のアンカー(岩礁向け)を
自作することにしました
ボートでアンカーを使用していると
アンカーが根がかりしてしまい、外すのに苦労したり
最悪ロストしてしまうことが度々あったので
その度に新品を買うのはちょっと気が引けてしまい作成
youtu.be
概要/目的
主に岩礁帯でのロストが多いので
アンカーの種類はバーフッカータイプのものを制作をしました
構造がシンプルなので材料費も抑えれるので作り置きが可能
アンカーの下側にもロープの取り付けができる形にして強く引っ張ると
逆さに引っ張れる構造にします
目的は1、ローコストであり 2、簡単に制作できること
材料
- 鉄の丸棒(軸) 12mm×1m=1本 → 330mm3本にカット
- 鉄の丸棒(爪) 6mm×2m=1本 → 330mm6本にカット
-
Uシャックル(一番小さいタイプを購入した)
- 塗料(お好みで)
ホムセン工作室で330mmくらいにカットしています(↑は既に穴が開いています)
使った道具
- 電動ドリル(パワーがありそうなもの)
- ビット(月光ドリルがオススメ)
- 鉄用強力2液接着剤
- ヤスリ
- 鉄のこ(家でカットする場合)
作り方
- 12mmの丸棒に上下に(6㎜程度:下穴を開けるとよい)穴を開けます
- 1と同じ棒の下になる位置に先ほど開けた穴より3㎝位中心寄りに穴を開けます
- 2で開けた穴から90度回転してかつ6mm程ずらして12㎜の丸棒に穴を開けます(アンカーを上か下から見たとき十字になる形に穴を開けます)
- 2、3、の穴にクロスする形で6㎜の棒を通します
- 長さバランスをとって金属用エポキシパテでの隙間を完全に埋めます(ずらしながら接合面に塗って、その後多めに周りも塗って表面張力で際に張り付かせる)
- フック部分を適度に曲げます
- 角はヤスリで丸めます
- 色をお好みで塗って、U字シャックルを取り付けたら完成(グリス塗りました)
(ベンチの隙間を利用して位置決めと接着剤を塗布)
(2液混合型金属用接着剤)
フックの際に接着剤がまとっているのとクロスする位置関係がわかります
3個できました
家にあった塗料で塗装
U字シャックルにマリングリスを塗って取り付けます
こんな感じ
出来上がり
あとがき
メリットとしては
- コスパが良い(接着剤を除けば1個数百円程度であった)
- ホームセンターのものだけで制作(カットも工作室を利用した)
- ロストしても再度作ればよいだけ
- 溶接しないので制作が楽
- 軽いので引き上げが楽
デメリットとしては
- つくるのが手間
- 穴あけがしんどい(月光ドリルでもまあまあ時間かかる)
- 錆びる
- 軽いので海底に落ちるのに時間がかかる
といったところ
重さに関しては12㎜の棒を長くか太くすれば解決すると思います
参考になったり楽しんでいただけたら嬉しいです
ボート釣り@丸山